【自作PCケース】ニトリのカラボに簡易水冷PCを組み込んでみる 前編
カラボPCの構想
簡易水冷キットを使用する場合、ケースにラジエター取付スペースが必要です。
最新のケースもしくは、大型のケースであればほぼ大丈夫でしょう。
しかしひと昔前のケース、またはミニケースでは取付スペースを確保できない場合もあ
り。
ケースを新調するのが手っ取り早いのはもちろんですが、今回は思い切ってケースを自
作してみたいと思います。
アルミや鉄板で作るスキルは無いため、比較的加工が簡単そうなカラーボックスを使
用してみることに。
早速、ニトリのカラーボックス「カラボ」幅42cmの2段タイプ(880円)を購入。
「カラボ」は多種多様なサイズと色が選択可能で、扉付きタイプもあります。
オールインワン水冷キット「H60」
今回使用する水冷キットは、CORSAIR H60
PC組み立て
まずはごく普通に自作PCの組み立て手順から。
※既に稼働中の古いPC(一般的なサイドフローCPUファン仕様)をバラして移植する
ため、OSは既にインストール済みの状態。
水冷キットその1
マザーボードの裏側に、バックプレートを貼り付ける。
四隅のねじ穴は可動式なのでマザーの穴に合わせて内側へ調整。
intel LGA 1150/1155/1156/1366 共通 ※詳細は取説を参照
写真撮り忘れましたが、マザー裏側へ付属の両面テープで貼り付け
マザーボードを表から見ると裏から貼り付けたスペーサーの取付穴が見える
使用するねじ
ブラケット固定用のねじを取付
マザーボードの固定
星野金属 WiNDy の PC ケース「JAZZ」のマザー取付用ベースを流用
(廃棄する際にバラして使えそうなパーツだけストックしていたもの)
WinDy JAZZ
使用するマザーに合わせて六角のスペーサーねじを取付
ベース板にマザーボードをネジで固定
水冷キットその2
水冷ユニット
ブラケットをかぶせる
水冷ユニットのCPU設置部には標準でグリスが塗られていたが、除去して高性能熱電動グリスを塗る。
使用したグリスは「Thermal Grizzly Kryonaut」
優れた熱伝導率に加え非導電性で安心。
これで2、3回分の容量あり。
CPUにグリスを塗って
水冷ユニットを載せる
斜め対角線上のネジを二つ同時に指で順番に軽く絞め、最後も同様に均等に指で増し締
めする。
それほど強く絞める必要は無いのでガタがでない適度でOK
水冷ユニットとラジエターファンのコードをマザーに接続
メモリ取付
メモリスロット
1枚目のメモリを挿す
2枚目のメモリを挿す
ビデオカード取付
GeForce GTX 1050 Ti KalmX
PCI-E スロット
ビデオカードを挿す
USB3.0増設カード取付
マザーが USB2.0 のみなので、USB3.0 増設カードを使用
PCI-E スロットへカードを挿す
電源取付
電源ケーブルをマザーに接続
SSD取付
前面パネルヘッダ接続
POWER/RESET/HDDランプ等のピンを接続
動作確認
電源スイッチで電源ON
LEDの点灯を確認
水冷ユニットの動作、ファン、CPUの温度を確認。
※水冷ユニットが動作していない場合は、CPU温度が70度を超える
~後編へ続く~