mikan's technical note

仕事&趣味で実験した小技の備忘録です(Linux,windows,DOS等)

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【ubuntu14.04LTS】FMV-BIBLO MG70H(Pentium M)にubuntuをインストール

【まずは結論から】
CPU: Pentium M 1.6GHz
Memory: 1GB
ベンチマークの値は低いものの、驚くほど普通に使える。
動画も普通に再生可能。
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【発端】
当時憧れだった「Pentium M」搭載ノートPC。
買い替えでもう必要ないというので、これならubuntuで十分使えるかも!
とありがたく頂いたものの、何故かインストールに失敗するので泣く泣く諦めていた。
※インストール時に「PAEに対応してないからダメよ」みたいなメッセージが出て瞬殺

使い道がないまま長いこと眠っていたのでいよいよ廃棄処分かなと思っていたが、
webでubuntuの記事をあさっていたら、「Pentium M」にインストールする方法が!!
起動時に「forcepae」オプションを追加してPAEチェックを無理やり通すんだとか。

【手順】
1.「ubuntu14.04LTS」のISOイメージをダウンロード
ここから、旧バージョンの「ubuntu14.04LTS」をダウンロード
http://old-releases.ubuntu.com/releases/
私は、32bit版の「ubuntu-14.04-desktop-i386.iso」を選択。
※64bit版にしとけばよかったかなとあとで後悔。でも再インストールする気力なし(^^;

2.USB起動メモリを作成
UNetbootinでダウンロードしたISOをUSBメモリへ展開。
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3.インストール
USB起動メモリをPCに挿して、PCの電源を入れると、起動メニューが表示される。
※事前にBIOS設定でUSBブート出来る状態にしておくこと
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「Default」の位置でTABキーを押す。
※「Install Ubuntu」のほうが良かったかも
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オプションが表示されるので、最後に「forcepae」を追加してEnterキー。
※写真では間違って「persistent」オプション消しちゃいましたが消さなくても大丈夫
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ubuntuが起動するので、デスクトップの「Install Ubuntu 14.04 LTS」アイコンでインストール開始。
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あとは画面の指示に従って進めば完了!


【おまけ】
[日本語環境 インストール]
ここの手順通りに。
https://www.ubuntulinux.jp/japanese

※ubuntu14.04LTSの手順

wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/trusty.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get dist-upgrade

メニュー、「System Settings」、「Languege Support」。
「The Language support is not installed completely」と表示されたら、「install」をクリック。
「Language」タブの「日本語」をドラッグして一番上に移動させる。
「Apply System-Wide」をクリック。

sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja

[日本語ディレクトリ名を英語に変更]

LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update 

[無線LAN]
無線LANが認識しなかったので、以下のインストールとPC再起動で繋がった

sudo apt-get install firmware-b43-installer
sudo apt-get install wpasupplicant wireless-tools

[デスクトップ環境の追加]
標準のデスクトップ環境「Unity」が重いので、「Xfce」、「LXDE」をインストール。

sudo apt-get install Xfce
sudo apt-get install lxde

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【ubuntu16.04LTS】中途半端な外付けHDDの利用方法(USB-HDD起動でのubuntu環境)

2008年に入手したUSB外付けHDD、BUFFALOの「HD-ESU2(320GB)」
当時はバックアップ用に使用していたが、今となっては容量が少ないうえに外観は大きめ。
中のHDDだけ、もしくは箱だけ使えるかもしれないということでバラしてみる。
IDEでした・・・2008年はまだIDEが主流だった?
今更IDE接続で再利用する環境も無いのでそっともとに戻すw

普通に外付けHDDとしての使い道を考えるしかない。
古いとはいえ、年に数回PCに繋いでファイルコピーしてただけ、実働時間は24時間もなくまだまだ使えるはず。
ポータブルHDDとしては大きすぎ、そもそも電源が必要な時点でダメ。
ノートやデスクトップなど複数あるPCに繋いでいつも同じ環境で起動するOSがあれば便利かも?
早速、OSをインストールしてUSB-HDDから起動出来る環境を構築してみることに。

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【手順】
1.ubuntuイメージを入手
ubuntu16.04LTS 日本語 Remix のISOイメージをダウンロード
https://ubuntulinux.jp/download/ja-remix

2.インストール媒体の作成
ダウンロードしたISOイメージをもとに、起動USBメモリを作成する。
または、DVD-Rに焼いて起動DVDを作成。
DVD-Rは間違いがなく確実だが、USBメモリのほうが速くてお手軽。
私の場合、既にubuntu環境があるため、UNetbootinで起動USBメモリを作成したが、
Windows環境、その他のLinux環境からでも作成可能。
手順はwebで公開されているので割愛。

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3.インストール前の準備
既存のOSへ影響を与えないよう、PCの内蔵HDD(外付けHDDがあればそれも)を全て物理的に抜く。
※もちろん抜かずに作業することは可能だが、めんどくさいことにならないよう念には念を入れて
PCへ起動USBメモリを挿す、または起動DVDを挿入し、USB-HDD(新しいOSをインストールするHDD)を挿す。
PCのBIOS設定の起動順序で、「USBメモリ」、「CD/DVD」を最優先にする。

4.インストール
PCの電源を入れると、ubuntuのインストール画面が表示されるので、指示に従ってインストールを進める。
とくに迷うことはないと思うが、どうしてもわからない場合はwebで。
今時のPCであれば驚くほど速い時間で終わる。

5.インストール
正常にUSB-HDDから起動できることを確認できたら、一度電源を落とし、外した内蔵HDDを接続。

このUSB-HDDを、他のノートPC、デスクトップPCへ挿せば、既存OSに関係なくubuntuが立ち上がり、
既存OSに影響を与えることもない。
※もちろんubuntu上から既存HDDのフォーマット、既存システムファイルを削除、等は論外
そして既存OSを起動したい場合は、このUSB-HDDを外すだけでいい。

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モニタ解像度の違い、PCスペックの違い等で、支障がでないか手持ちのPC全てで試してみた。

【ノートPC】
Thinkpad T410S
lenovo B50-70
lenovo 3000 V100 x2

【自作デスクトップPC】
Core i3
Atom 330

結論から言うと全て問題なし。
解像度も自動で切り替わる。
ただ、「Atom 330」はさすがにスペック不足のようで、起動時間も長い。

改善のため、比較的軽いデスクトップ環境「Xfce」をインストール

Xfce インストール

sudo apt-get install xfce4

ログイン時に、ユーザ名の右の◯をクリックで、「Unity」と「Xfce」を選択可能。
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ubuntu標準の「Unity」よりはだいぶましにはなったが、やはりまだもっさり感はある。
動画再生はカクカクで使い物にならない。
webの軽快感は全く無い。
それでも画像&動画激重サイトでなければ我慢できるレベル。
実際半日ほどwebで調べものしたりこの文章をAtom(紛らわしいがテキストエディタのほう)で書いた。
ちなみにテキストエディタ2chブラウザ(JD)等はサクサクで違和感なく使える。

最後に、各PCでのベンチマーク比較。

【Geekbench インストール
公式サイトから、Linux用をダウンロードする
http://geekbench.com/download/
ダウンロードした「Geekbench-4.0.4-Linux.tar.gz」を解凍し、geekbench4を起動するだけ。

cd ~/Downloads/build.pulse/dist/Geekbench-4.0.4-Linux
./geekbench4

⇣実行中
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実行が終わると、最後に結果表示用のurlが出力されるので、そのurlをブラウザで開く。
数値的にも、「Atom 330」の可愛らしさがズバ抜けてるのがよくわかります(^^;

note Thinkpad T410S
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note lenovo B50-70
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note lenovo 3000 V100 1台目
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note lenovo 3000 V100 2台目
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desktop Core i3
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desktop Atom 330
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